農業はやめとけと言われる理由とは?

農業はやめとけ!その理由とは?実体験から考察する農業の難しさ

自然に囲まれたスローライフに憧れて農業を始めよう!など、転職を検討している人が増えているようです。しかし、農業は憧れだけで始められる簡単なお仕事ではありません。実際に、脱サラで農家へ転職した人の中には「農家はやめとけ!」と口にする人も多くいます。今回は、その理由をまとめてみました。

農業は意外と儲からない

農業に憧れを持ったきっかけとして「儲かりそう」といった意見もよく耳にします。
また、農業は「今後伸びていく業界」だとも言われています。
確かに、ネットや雑誌を見ていると「年収1000万円オーバー」等のインパクト抜群のワードを見かける事も多々あります。
ですが、残念ながら農業初心者が転職してすぐに高収入を得るのは困難なのが現実です。
農家は、農作物を農協や市場んい出荷して販売してもらいます。
農作物を全て買い取ってもらえるといったメリットはありますが、販売価格を農家が決める事はできません。
買い取り先の言い値で売るしかありません。さらに、そこから30%の手数料を支払う必要もあります。
農業はやめておけと言われる理由で最も多いのは「収入の少なさ」となっています。

休みがなく仕事がキツい

農業はやめとけと言われる理由は体力的にキツいから

意外と知らない人も多いですが、農業はかなり体力的にキツいお仕事です。
農作物を育てるので休みがほとんどなく、毎日生育状況を確認しなければいけません。
たった数日、仕事を休んだだけで今までの努力や積み重ねが無駄になってしまうといったケースも珍しくありません。
さらに、毎日早朝から働いて日が沈むまで作業する事もあります。
ネットや雑誌で見るような楽な仕事ではないと覚悟しておきましょう。

自然災害のリスク

農業で避けて通れないのが「自然災害」です。
自然災害がきっかけで農業を廃業した結果、農業はやめておけと警告している人もいます。
また、自然災害だけではなく、病害虫の流行や供給過多による買取価格の暴落といった様々なリスクを含んでいます。
メディアでは良い時の面ばかり見せていますが、農業は意外とリスクの多いお仕事でもあります。
去年までと同じ量を出荷しているのに、得られる利益が半分になるかもしれないという経験は農家ではあるあるとなっています。
常にリスクを考慮しながら暮らさなければいけないといった点がストレスになると口にする人も多くいます。

まとめ

今回は、農業はやめておけ!という理由について解説しました。
憧れる人が多い農業ですが意外とリスクが多いお仕事となっています。
憧れだけで農家に転職せず、しっかりと将来の事を考えてから転職するか決めましょう。