未経験から農業を始めるために必要なもの

未経験から農業を始める!そのために必要な資格ってあるの?

農業はこれからも伸びていく産業だと言われています。
実際に、都会の生活に疲れた、自然に囲まれながらのんびり暮らしたい等、様々な理由から農家に転身をする人が増えていると言われています。ですが、どうやって農業を始めればいいかわからないという悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回、は未経験の人が農業を始める際に必要な資格や農業の始め方を紹介していきます。

未経験から農業を始めるために必要なものとは?

未経験から農業を始める際に心配となるのが「必要なもの」ですよね。
実は、農家になるには資格は必要ありません。
条件を満たせば誰でも農地を取得する事ができます。
ただし、取り扱う農作物によっては農作物で農業用の機械を運転するために特殊車両の免許が必要になるケースがあるといった点には注意しましょう。
また、作った農作物を販売するために土地の組合に入る等の必要もあります。
農業者になるための条件
脱サラして未経験から農業を始める際には、農業者として農地を取得します。
その際には「農地法第3条」の許可が必要となります。

1.農地全てを耕作の事業をする
2.農地で農業経営に必要な農作物を常時従事する
3.取得後の農地が市町の定める面積(原則50アール、北海道は2ヘクタール)以上である
4.経営状況や住居からの距離等を考慮し、効率的に農地を利用できると認められる

上記に加えて、地域ごとに決められた条件もあります。まずは、市町村の農業委員会に相談やアドバイスを求める事をおすすめします。

未経験から農業を始める3つのパターン

未経験から農業を始める3つのパターン

未経験から農業を始める際には、大きくわけて3つのパターンがあります。
それぞれのメリット・デメリットと始めるまでの流れを簡単に紹介していきます。

Uターンを利用する

周りに農家として生計を立てている人がいない場合、「Uターン」を利用して農業を始める事ができます。
実際に農業で収入を得ている人から学ぶ事ができるので未経験でも安心です。
人脈を作る・活用できる、農地を譲ってもらえる事もあるなどのメリットがあります。
ですが、Uターン先の人と性格的に合わなければ独立するまでは人間関係に悩むといったデメリットがあります。

補助金や支援制度を利用する

国や各自治体では、農業者に対する様々な補助金や支援を行っています。
未経験から農業を始める人に向けたサポートも充実しています。
農業を始める際に必要となる初期費用を抑えられる、技術指導を受けられるなど、安心して農業を始めるための準備ができます。
ですが、補助金や支援制度を利用する際には、審査が必要だったり制約があったりします。
また、補助金の中には返還義務があるもののあるのでしっかりと自分に合ったものを選ばなければいけません。

詳しくは「農業を始める時に役に立つ補助金」を参考にしてみてください。

農業企業に就職する

農業企業に就職するのも1つの方法です。
一般的な会社員と同様に毎月決められた収入を得られます。
ですが、農業・農家への転身というよりは、転職に近い感覚となり、脱サラして独立するまでに時間がかかるといったデメリットが生じます。

まとめ

未経験から農業を始める際に資格は必要ありません。
ただし、農地を取得して農業者として認められる事が必要となります。
また、農家になるためには、3つの方法があります。
それぞれ異なるメリット・デメリットがあるので自分の希望や性格に合ったものを選びましょう。